2020.8.22(土)、8.29(土)5G勉強会感想
5Gをもとにしたスーパーシティ構想は内閣府が進めたいこと。国は情報を一元管理したいのではないか?スーパーシティ法の目的は、管理しやすくすること、外資が参入しやすくすること、AIを発展させること。はたしてこれは市民が望むことか?ということを中心に意見交換が行われた。
「街づくりは市民が自分たちで考えていくものであるべきだが、スーパーシティ構想は総務省からのトップダウンでありそこに市民の意見は反映されていない。」「北欧は予防原則に基づくのに対し日本は死者が出ないと変えない。」「5Gの電磁波は世界的問題だが待ったをかける省はなく、日本は何につけてもチェックする機関がない。」等意見が上がった。
今コロナ禍に便乗したショック・ドクトリンが起こっている。新型コロナによる緊急事態宣言で学校が休校になりPCを使った在宅学習が増えたことにより、PC環境整備を望む親の声が増えたとのこと。これを利用しGIGAスクール構想が加速するかもしれない。国は毎年予算をつけることを決定したという。
街づくりにおいてどこに視点を置くか?主催者山崎さんは弱者の視点で「弱者に優しい街づくり」というお考えである。これはご自身の介護体験からきている。勉強会中何度も強調されていたこと、「活動には哲学が必要」ということが印象に残る。「5Gでもスーパーシティ構想でもコロナでもその問題に対しどうしたらいいかで終わっている人が殆どで、その先がない。どのような社会にしたいのか?そこに哲学がないといけない。」
千葉支部はもうすぐ2周年を迎える。この機会に、私たちの哲学について改めて確認し合えたらと思う。