コロナ対策と税金
2020年度に新型コロナ対策に使われた国の予算は77兆円。
全て私たちが納めている税金。
不足分は国債=借金で賄われます。もちろん税金で「返済」です。
2020年度の予算なので、2021年と合算すると累積でどれくらいの額になるでしょうか。
77兆円について、厳密にいうと、2020年度の補正予算の合計額です。
ちなみに。2020年度のGDP(国内総生産)の減少額は22兆円。2021年度予算に繰り越しされた金額は31兆円。
77兆円のうち、約23兆円の予算について、コロナ禍前におこなっていた事業を組み込んでいたりしています。
総事業数は1000を超える「対策費」。
色々な問題がありました。事業委託費=中抜き。アベノマスクのこと。
2022年4月13日付読売新聞では、コロナ対策による医療提供体制強化やワクチン供給に16兆円の国費が投入されているとの報道がなされています。この16兆円には、ワクチン接種関連、PCR検査関連、病床確保等が含まれています。
東日本大震災の復興予算は10年で「32兆円」の予算です。
コロナ対策は2020年度単年で「77兆円」の予算です。
一方、国民生活は停滞し、国内総生産も伸び悩み。77兆円でできたこと。または、77兆円も使わずに済んだ、更には、消費税の減税・廃止や所得税の減税による景気回復ができたはずではと考えるのは私だけでしょうか。
予算の使い方の検証はされるのだろうか。
予算執行にともなう経済効果の分析はされるのだろうか。
繰り越しされた22兆円はどうなったのでしょうか。
本当に必要なところに使われたのでしょうか。
(2021年12月29日NHKコロナ予算スペシャル記事)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/covid19-money/post/index06.html
(2022年4月13日付読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220413-OYT1T50246/