マスクの着用に関する要望書・統一行動 ~各機関の「声」~
市民がつくる政治の会が全国統一で各教育委員会・保健所に対する要望活動を実施。
要望の大綱は以下のとおりです。
マスクの着用は強制されるものではないこと。
子どもの体調や精神的な負担、マスク着用が時には命の危険を伴うこと。
マスクをしている者への差別も、しない者への差別もあってはならないこと。
千葉県においては、
教育委員会(県教育庁含)55、保健所(支所を除く)16に対して要望書を提出しました。
うち、27の教育委員会、11の保健所に対しては有志メンバーで直接手渡しにておこないました。
直接手渡しした教育委員会・保健所のうち、お話しを伺うことができたところのお話し(要約)を以下の通り掲載します。
【木更津市教育委員会】
子どもたちが暑い中でもマスクをつけていることに関して話し出すと
割と早口で「はいはい、わかりましたので」と仕事に戻りたそうだった。
【袖ヶ浦市教育委員会】
子どもたちへの心身への影響、母親としての不安などを話し聞いていただいた。
【鎌ヶ谷市教育委員会】
【白井市教育委員会】
話をゆっくりと聞いてくださり、中身を確認しながら、提出に赴いた日はとても暑かった為大きく頷いて聞く場面もあった。
この要望書はマスク反対派というものではなく、
マスク着用の緩和や自由を求めるものであること。
団体として全国規模でマスクに関するアンケートを実施した結果に基づいた内容であること。
回答期限は急ぎませんので十分ご検討いただけるよう8月末までとしていること。…等を伝えました。
【八千代市教育委員会】
マスクをする、しないはあくまで本人の自由だし、それは伝えてると強調。
現状はそれは伝わっていない、子供までが、マスクすることがマナー、当たり前となっている状態。
学校側の立場も理解していることや、この要望書は、子どもたちへのマスクの影響を伝えたく、
各市がどのような対応をしていただけるのか、という目的でおこなっていると伝えた。
【船橋市教育委員会】
特にこれからの暑くなる時期のマスクの取り扱いには理解はしてもらえた模様。
船橋市では独自のデータ収集をしていて、マスク着用を義務化。
ただ子ども達の様子を見て「外して良い」と教師には指導はしているとのこと。
教育委員会での見解と、現場の全教師が同じ認識ではない場合もあるので、改めて働きかけてもらえるようにお願いした。
市では各教師への指導、保護者への連絡内容は市のホームページにも開示しているとのこと。
【松戸市教育委員会】
・松戸市は比較的柔軟なマスク対応をしてくださっているが、学校末端までは浸透していないこと。
・小学生や中学生の親御さんからマスク対応に悩む声をよく聞くこと。
・市民団体として全国規模のアンケートを実施した結果に基づいた要望であること。
・団体として全国一斉行動であること。
以上のことを伝える。
【柏市教育委員会】
同じように意見がある一方で、反対の意見・問い合わせもあり、悩みどころだとのこと。
【野田市教育委員会】
場面場面においてマスク着用しなくても良い、強いらずに、という周知を学校、保護者ほか通知を出している。
【流山市教育委員会】
文科省マニュアルや県の指導に基づいておこなっている。
マスクには効果があると承知している。
【成田市教育委員会】
成田市では現在、屋外体育の場合はマスク外しても良いとしている。
先生がマスクしているのは子どもたちに指示(話す)するときに飛沫感染防止に着用している。
教室内でクーラーを使用して涼しい場合にはマスクは基本的に着用する。
クラス内に感染者が出た場合、マスクしている子は濃厚接触者扱いにはならず、マスクしていない子は濃厚接触者扱いになり、
2週間学校を休まなければならないことになる。
それならば、マスクをさせて濃厚接触扱いになることを防ぐために保健所の指導に基づいて学校側にもそのように指導しているとのこと
。
教育委員会としても、子どもたちにとってどのようにすることがより良いものか考え、文部科学省からの指導のもと、色々考えて最良の方法をとっている。
7月21日時点、回答は3つの教育委員会・教育庁からいただいています。
最終回答期限は2021年8月末でお願いしています。
回答が出揃ったところで、どういう回答、どういう対応いただけるか、の教育委員会・保健所の声を共有できたらと思います。