【オミクロン株濃厚接触者の受験資格はく奪】
12月24日、衝撃的なニュースが発表されました。
引用記事はこちらです。
オミクロン接触者の受験不可 文科省が大学入試指針改定
https://www.sankei.com/article/20211224-2YYZCFYYERKZJPJS3FBOS4NWHY/
タイトルの通り、『オミクロン株の濃厚接触者』は、本当の本当に受験資格がなくなります。
追試措置があるから大丈夫じゃないの?
と思われるかもしれません。ご存じでない方のために補足すると、大学入試共通テスト(旧センター試験)は、本試験に比べて追試験のほうが、難易度が格段に高いのです。受験生は『権利を奪われた』と捉えることでしょう。
大学受験のために、受験生は寝る間を惜しんで努力します。
もしも自分でなく、隣の人がオミクロン株の検査で陽性になったら?
怒りの矛先をどこに向けるのでしょうか。自分に向けてしまい、自殺してしまわないと言えるでしょうか。それくらい熱心に取り組む高校生を、私は何人も知っています。
【本題:この結果は、政治が原因なのか?】
さすがに、疑問の声が多いようです。一部コメントを紹介します。
- 文科省は何を考えているのですか?日本を潰したいの?
- 同じ空間にいるだけで濃厚接触者なんて、今までとは違いすぎる。
- 真面目に申告した受験生が損するだけでは?
憲法26条 には、下記のような記載があります。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
日本国憲法第26条
今回の法令は、『ひとしく教育を受ける権利を有する。』という憲法に準拠していると言えるでしょうか。
オミクロン株が本当に危険な物なのか、しっかりと検討、検証して、あるべき姿を見直すべきではないでしょうか。
(12月26日には、別室受験等の検討が始まったため、引き続き動向をチェックする必要があります。)
別の視点で考えてみます。
法令を決定したのは確かに政府(文部科学省)ですが、
私たちが、コロナ政策を支持し続けた選択の延長に起きていることであるとも言えます。
冷静にデータを見ることもせずに、テレビが発表するPCR検査陽性者数に一喜一憂。
健康であるにもかかわらずマスクをさせ、ワクチンを接種しない人を毛嫌いしてきました。
それをあおったのは、確かに政府やマスメディアだったかもしれません。
でも、私たちは便乗しない選択もあったはずなのです。
- みんなが外出自粛を支持したから、マスクの全員着用が始まった。
- みんながマスクの全員着用を支持したから、PCR陽性者のバッシングが始まった。
- PCR陽性者のバッシングが始まったから、今度は濃厚接触者の隔離が始まった。
これらの流れに逆らうことは簡単ではありませんし、好奇の目にも晒されます。
しかし、それを踏まえ、なお『NO』を突きつけない限り、この流れは止められないのではないでしょうか。
太平洋戦争時代の日本が証明しているように、自由と権利は、いきなり無くなるのではなく、少しずつ、少しずつ奪われていくのです。
【最後に:受験生の皆さんへ。】
いつも勉強お疲れ様です。自分のことですから、どうしても心配になってしまうと思います。
しかし、皆さんがいま出来ることは、『自分は大丈夫!』と信じて、最後の1日まで自分の力を高めることだけです。
どうか何事もなく受験が終わり、良い春を迎えられるよう願っています。
体調に気を付けて。ガンバレ!