【グリホサートと子ども含む人体への影響】
千葉大学の研究グループは5月12日、マウスを使った実験で、妊娠中のグリホサート摂取が子どもの自閉症発症に影響してる可能性を示したと発表。
今後、妊婦を対象とした大規模な追跡調査の実施で原因かどうか明らかになると指摘。
※画像は千葉大学より
また、5月8日、同グループは、専門誌には(先ごろ妊娠中のグリホサート摂取が子どもの自閉症発症に影響してる可能性と発表している)、グリホサート暴露がパーキンソン病の環境リスク因子である可能性があると発表。
研究グループは、輸入小麦からグリホサート が検出されていることに触れ、
食事から摂取している可能性を指摘。
農水省の輸入小麦の残留農薬調査結果(2018年度)では、
カナダ産100%を維持
米国産98%(前年比増)
豪州産45.5%(前年比約3倍増)
からグリホサートを検出したが、仏産はなかったとしている。
※グラフは農林水産省より
日本における小麦の輸入は、年間500万トン以上あります。
農林水産省はこれらの残留農薬を検査しており、2018年度の船積時の検査結果が出されました。
カナダ産小麦からの検出率は100%を維持してしまっている状態
アメリカ産は98%
オーストラリア産は45.5%(前年比約3倍)
フランス産は0(前年は13.3%)
市販のパンから残留農薬が検出されたというとある検査の情報があります。
千葉大学の研究グループの発表は病気に対する治療薬・治療法に向けた研究の一環での研究ではあるようですが、
常に摂り入れる「食」から、早かれ遠かれ人体への悪影響を及ぼすようなものが入っていては、命の危険をも伴うだけでなく、消費者の選ぶ権利をも奪いかねません。
2018年度と今(2020年)とでは、
今は、TPP11、日欧EPA、日米FTAの関係もあるので輸入量も更に増えています。
残留農薬の検出率も量も増えていることも当然に予測されます。
(これらの自由貿易は日本にとって不利になるだけでなく、国内の農林漁業への圧迫、食料自給率の低下、食料安全保障の脅威でもあるので、マザリーちばにおいては反対の立場です)
小麦食が米食を上回っている食事情があることも小麦の需要をあげていることから、輸入は否めないことは確かですが、
生命に害を及ぼさない食が出回るような仕組みにしていきたいものです。