「ワクチン接種の有無による差別から人権を守ることを求める」陳情

12月7日、流山市議会・教育福祉委員会で審議されました。※陳情書の原文は下記URLの陳情第20号になります。
https://www.nagareyamagikai.jp/doc/2021112400012/
この陳情では、しせいの会ちばは陳情原文・審議におけるスピーチ原文の精査・添削、傍聴参加の参集等、「影」の立場で携わりました。実は、この陳情は、当初、しせいの会ちばとしての提出か、会員メンバー個人1名での提出か、でおりましたが、会員含めた流山市内で賛同いただける方を中心で個人連署が可能ならその形で提出することができたら、ということで、提出しました。この陳情には会員含む総勢5名の連署でもって提出。
新型コロナワクチン接種が進み、報道での発表では接種対象者の7・8割の接種が進んていますが、接種証明の活用という件が出てきたことにより、接種の有無だけでなく、接種証明有無による生活上の制約が出る恐れ(基本的人権、自由権、生存権等への影響含む)に危惧を抱いたこと、法務省では差別防止の啓発等を実施していたり、差別防止・禁止を定めた条例を制定している自治体もあることから、2020年7月に流山市で制定された「流山市新型コロナウイルス感染症対策条例」に追記を求めたのが陳情提出の経緯です。「流山市新型コロナウイルス感染症対策条例」
https://www.nagareyamagikai.jp/doc/2020070700011/
審議は約1時間ほどおこなわれました。
また、委員会審議で「自由討議」発議がなされました。
(恐らく自由討議の発議はあまりなされないだろうという感じはしました。)
厚生労働省の分科会が公表している接種後の副反応疑いや関連死亡疑いのあることに基づき、流山市では市内の副反応疑い・関連死疑い、認定者数等の把握されているか、市として差別防止の周知はなされいるか、市に対する差別による相談等は来ているか、等のやり取りがありました。
そして、この条例制定された頃は、新型コロナワクチン接種供給前であったことや、接種証明についてはこの言葉や議論すらなかったため、文言追記はあって良いはずなのですが、、、市役所(健康福祉増進課)の説明では、この条例の第5条の条文中にある「等」に陳情内容が含まれる、とのこと。
この説明には傍聴側からしても、一般市民から見ても、本当に含まれるのか?条文を見て解することができるのか?が疑問なところです。(審議内容は議事録や動画中継の記録で残るとしても、文言があるだけでも全然違うのでは?と)
審議の結果、賛成2・反対4で不採択となりました。
この陳情に賛同いただけた議員がおられたことや、この審議を通して色々と確認できたこと、陳情趣旨は、流山市においては「流山市新型コロナウイルス感染症対策条例」第5条の「等」で補完されている(?)ことの確認ができました。
傍聴においては、市内・近隣市の会員メンバー様方が駆けつけていただきました。この陳情をとおして、初めて市議会を見ることができた、という方もおられました。
最後に。この陳情において、協力いただいた方、動いていただいた方におきましては、誠にありがとうございます。

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